今、『青虫は一度溶けて蝶になる』という本を読んでいます。

メインの著者はお坊さんで、仏教の視点に立った世界観や生き方が中心の内容です。

ここにOS(コンピューターのオペレーティングシステムのことね)の話が出てきます。

例えば、人間関係がうまくいかない時には「あいつさえ〇〇であれば…」とか思ったりするもので、

これは自分を変えずに、自分の周りには変わってほしいと願っている状態。

(虫のいい話ですけど、ついそうなりますよね…)

そこで、あの手この手を尽くして、なんとか事態を変えようといろんな努力します。

けれども、それでもなかなかうまくいかない…

ならばいっそのこと、あの手この手の「ソフトウェア」の方を増やすより、

思い切って自分のOSを入れ替えちゃったらどうだろう?

みたいなことが書かれています。

では今まで使ってた自分のOSを、いったいどんなふうに?という疑問がわくのですが、これが、

(We)というOSなんだそう。

自分の中のOSを(I)から(We)にすると、次のように自分のありかたが変わるというのです。

I   ⇔ We

分離 ⇔ つながり

浅い ⇔ 深い

狭い ⇔ 広い

結果 ⇔ プロセス

固い ⇔ やわらかい

複雑 ⇔ 簡素

その中で私が面白いと思ったのが、

つくる ⇔ つくられる

というもの。

つくる存在から、つくられる存在へ。

(We)というOSでいると、自分はつくられるひとつの個性ある素材でいられるということ。

何かをつくりだそう、変化させよう、と一人で頑張らなくても、

周りから活かされ、つくられる。(ここも仏教的な感じがするんですが、気のせいでしょうか?)

まだこの本、読みかけで途中なんですが、後半もとても面白そうです。

この記事を書いた人

保志 和美
米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブコーチ
国際コーチ連盟認定コーチ
国際NLP協会認定NLPトレーナー

☆外資系コンサルティングファーム、メーカー、投資銀行で15年以上の研修の経験を軸に、強みや魅力がいまいち見えてこない方、やっていることに違和感を感じている方にクリアに方向性を見つけるコーチングを提供。その方の優位感覚も使いながら、自信を持って前に進むお手伝いをしています。