褒めてはいけない!?じゃあ、どうするの?
人を褒めてはいけない。
これは『嫌われる勇気』でとても有名になった言葉かもしれません。
続編の『幸せになる勇気』も出ていて、こちらも話題になっています。
内容はどちらもアドラー心理学をベースにした、ふたりの人物の対話です。
「部下は褒めて育てる」なんていう考え方もある中で、
「褒めてはいけない」とはちょっと変な言い方です。
初め、何で?と思いました。
褒められれば嬉しいですし、報われることだってありますし。
ちなみに褒めるという行為は『結果』に焦点が当たっていることが多いようです。
いい点、いい結果、という評価です。
私の例ですけど、
最初のうちは嬉しいのですが、これが重なるとだんだん重荷になってきます。
褒められることそのものに価値を置くようになってきて、
人の期待に応えよう、と過剰に頑張って疲れてきます。
褒められないと「意味がないわけ?」と考えるようになったりして。
だったら褒めないで、どうしろというんだ?ということになるのですが、
そこに「認知」というものが出てきます。これも最初、なんじゃ?と思いました。
これは結果ではなく、どちらかというと人の資質やあり方に焦点が当たるようです。
リスクを取る勇気を持てた、誠実に取り組んだ、最後までやり抜いた、とか。
認知は英語でAcknowledgeと言い、単語の中にKNOWといういう文字が入っています。
KNOW=『知る』
認知されると相手には、何かしらのに気づきます。
自分はそんな資質を発揮したのか、と。
数値にはならないものですが、その人の原動力になっているのではないでしょうか。
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