時間が足りない人、時間を創る人
「忙しくて、一日25時間欲しいくらいです」
「やってもやっても仕事が押し寄せて来て、なかなか終わらない…」
そういう方は、頑張り屋さんで、勤勉な方が多いのではないかと思います。
でも「その仕事のやり方で、生産性は上がっていますか?」と聞かれると、ぜんぜんそんなことない。
以前の私がまさにそう。
頼まれたことはきちんとやりたいし、評価もされたいので、毎日長時間労働。
来たものを次々にさばいていく、まるで自転車操業で毎日疲れていました。
でも、創造性や新しいアイデアが求められるような時代には、
もう少し違うエネルギーの使い方が必要なのかもしれません。
働き方や、自分の時間の使い方を選びとる力。
もちろん、言うは易しですけどねw
ところで、こんな話があります。
ある人が休暇を終えて職場に戻ると、メールボックスがはぱんぱんになっていました。
返事が必要なもの、目を通せばよいもの、どうでもいいものがごちゃまぜになっていて、
ひとつひとつチェックしていたら、丸一日かかりそうです。
そんなことをしていたら、帰るのが遅くなるのは避けられません。
そこで、彼がしたことは、メールをくれた人全員にこんな文面を一斉に送ることでした。
「〇日~〇日まで休暇でただいま戻りました。その間に頂戴したメールは膨大でとても読み切れる量ではありません。大変お手数をかけて申し訳ないのですが、送信したメールで、私から返事が必要なものがあれば、もう一度送ってください。ちなみにこれは上司から承認された対処方法です」
私はとても驚きましたが、それが彼なりの時間の捻出方法だったのでしょう。
このやり方がいいかどうかは別として、その勇気とアイデアは「お見事!」としか言いようがありませんでした。