さて、今日は「自信がない」という話です。
永遠のテーマ!?って思うほど、これってたくさんの人が思ってること。
私自身もまったく自分に自信が持ててなくて、それを克服しようと、
資格を取ったり、習い事をしたり、学んだりしていました。
たくさんのことを身につければ、
あれもできます、これもできますって人にも言えるじゃないですか。
もっと自信が持てようになるるんじゃないかと、思っていたんですよ。
そんなある日。私は転職の面接に行きました。
その日は部長さんとの面接で、役職もキャリアもある方。
当然、緊張します。
私はその業界(金融)で働いたことがなくて、経験ゼロ。
企業研修の職種での採用面接とはいえ、
金融業界のことなんてほとんど知りません。
つけ焼刃で知ったかぶりの話をしても、
百戦錬磨の部長さんには、すぐにバレてしまうでしょう。
だから自分が今までやってきたことを話し、
これから何をしたいかを伝えることくらいしかできないわけです。
ひととおり話し終わって、最後に部長さんに尋ねてみました。
「私はこの業界の経験がありません。それをどうお考えですか?」
すると部長さんは、あっさりこう答えました。
「僕はこのポジションについて2年だけど、それまでは違う畑の仕事をしていたんです。それでも今、部長をやってる。経験なくても大丈夫でしょう」
経験なくて、部をまかされてもその自信!?
結局面接を通過し、私はその部長さんの下で働くことになりました。
入社してからわかったんですが、
その方、新しいことに挑戦すること好き、というか、
同じことをずっとしていることの方が嫌だったみたいです。
最近あった似たような話は、次期アメリカ大統領トランプ氏の当選。
政治経験なしの70歳。
もちろんこれまでに培ってきた人脈やビジネス手腕はあっても、
新しい世界に身を置くことは変わりありません。
だけど、世の中の人がみんなそんな人たちばっかりじゃない。
だから、尻込みしてしまったら、こんなおまじないでも使ってみてください。
面接で部長さんに言われたことですけど、ご参考までに。
この記事を書いた人
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米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブコーチ
国際コーチ連盟認定コーチ
国際NLP協会認定NLPトレーナー
☆外資系コンサルティングファーム、メーカー、投資銀行で15年以上の研修の経験を軸に、強みや魅力がいまいち見えてこない方、やっていることに違和感を感じている方にクリアに方向性を見つけるコーチングを提供。その方の優位感覚も使いながら、自信を持って前に進むお手伝いをしています。
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