私の友人にフォトグラファーがいます。

彼女はたくさんの人を撮って、フェイスブックにも載せています。

その特長は、人物の内面がありありと表現されていること!

優しさ、無邪気さ、セクシーさ、大人っぽさ、子供っぽさ、

その人が本来持っているものがとてもよく出ていていて、

中には、本人でさえ知らないであろう悲しみや、神々しさ、憂い、尊厳

そんな表情が写っていて、いつも感心していました。

そして、ホームページやブログに使うことを想定して、

私も彼女に撮影をお願いすることにしました。

すると彼女が撮影に入るに、最初にしたことは、

写真とは全く関係のないことでした。

それは、喫茶店で1時間以上話をすること。

私だけではなく、彼女自身の話もします。

今までどんな仕事をしていて、何が楽しくて、

そこでこんな素敵なことがあって、

そうしてお互いのことを理解し、撮影場所もその時に決めました。

その日は試し撮り程度で、本格的な撮影はしません。

後日、決めた場所で待ち合わせをしてそこで撮影をします。

対話の後、メールでイメージの髪形、服装、メイクの提案が来て、

なんとまぁ、準備のプロセスがしっかりしていること!

お互いのことを話し、理解するその過程も、

作品づくりや成果につながっているなんて!

相手が心を開き、鎧を脱いだ本来の自分でいるときに、

思わぬ表情が出てくるというのです。

出来上がったきた写真を見てみると、確かにイキイキした表情になっています。

写真はナマモノ。その時の鮮度が写っているようです。

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この記事を書いた人

保志 和美
米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブコーチ
国際コーチ連盟認定コーチ
国際NLP協会認定NLPトレーナー

☆外資系コンサルティングファーム、メーカー、投資銀行で15年以上の研修の経験を軸に、強みや魅力がいまいち見えてこない方、やっていることに違和感を感じている方にクリアに方向性を見つけるコーチングを提供。その方の優位感覚も使いながら、自信を持って前に進むお手伝いをしています。