人間関係に効くコミュニケーション

以前、私の職場の上司に、多くの人から信頼されているフィンランド人がいました。

彼はとくにイケイケな感じもしませんし、地味で、素朴な感じのする人です。

仕事もできる人でしたが、マネージャーという役割には、

人との接し方、インターパーソナルスキルというものも必要で、彼はその部分に特に優れていました。

ある日、同僚と、

「彼のコミュニケーションのいいところはどんなところだろう」と話をしていました。

そして、結論としてこんなことが浮かび上がってきました。彼は、

・EQ(エモーショナル・インテリジェンス)が高い

・アイ・メッセージで話をしている

エモーショナル・インテリジェンスとは、心の知能指数とも呼ばれています。

簡単に言うと、自分の感情を客観的に見ることができ、

それをコントロールして使いこなすことを指します。

そしてアイ・メッセージは、I(私)を主語にして伝える言い回しです。

「もっと早くやってください」と「もっと早くやってくれたら助かる」

の違いでしょうか。

この両方を混ぜて使うと、

「こんなになるまで、何をやっていたの?君は周りに心配をかけてるよ」

が、

「ここまでの経緯を知りたいんだ。何かあったのかと心配していたんだ」

に、変わります。

ニュアンスが違いますね。

私がこれ取り入れたとき、自分自身に変化を感じるようになりました。

それは一旦自分の中の感情を見に行く作業を通すことで、状況を少し俯瞰できること。

ちなみにその上司が使っていた、あってほしくないことが起ってしまったときのフレーズは、

「そんなことをして、僕を悲しませないでおくれ」

でした(笑)

「売り言葉に、買い言葉」になりそうなときに、参考にしてくださいませ。

https://www.youtube.com/watch?v=xaBHUjstCeU

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