「いつも私がやるとうまくいかないんです」

「みんなそう言っています」

「誰もがみな同じです」

どこか耳慣れた言い回しですが、

普段よく使っている表現は無意識に、一般化したり、歪曲したり、省略したりしているものがあります。

こういうざっくりとした情報伝達をNLPでメタモデルと読んだりします。

良し悪しではなく、そういうふうに頭がとらえているわけですね。

あるラーメン屋さんでラーメンを食べたらまずかったので、

「あそこのラーメン屋はまずい」と記憶にとどめます。

もしかしたらそのお店の餃子は美味しいかもしれないんですけどね。

余談ですが、中華街には看板メニュー以外はたいしたことないというお店もあります。

そこで、一般化、歪曲、省略されたことに質問を投げかけてみます。

「いつもって、いつ?」

「みんなって、誰?」

「誰もがって、例外はあるの?」

実は持っている情報のずっと奥に、想定外の事実があるんじゃないかという。

そしてそれが意外と重要なことで、課題の突破口になるかもしれません。

あげあしをとられているみたいで、質問した相手をムカッとさせそうなので、

まず自分に質問してみるとか、十分関係を築いてから尋ねることをおススメします(笑)

この記事を書いた人

保志 和美
米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブコーチ
国際コーチ連盟認定コーチ
国際NLP協会認定NLPトレーナー

☆外資系コンサルティングファーム、メーカー、投資銀行で15年以上の研修の経験を軸に、強みや魅力がいまいち見えてこない方、やっていることに違和感を感じている方にクリアに方向性を見つけるコーチングを提供。その方の優位感覚も使いながら、自信を持って前に進むお手伝いをしています。