私の友達で資格試験の勉強をしている人がいました。

でも、やる気がちっとも起きないんだそうです。

「この試験の勉強って、ほんっとにつまんないの」

わかる気がします。そもそも試験勉強はそんな心が躍るようなものじゃないですから。

彼女にその試験の価値とか、意味とかを話しても効果はありませんでした。

人によっては大切なことですが、彼女は業務命令で受けされられる資格試験だったので。

そのとき、私は何気なくこんな言葉を口にしていました。

「勉強は好きですか?私は苦手なんだよね。それ来年もう一回やりたいと思う?」

すると彼女の顔色が一変しました。

「こんなの二度とイヤ!ありえない、来年も受けるなんて考えられない!」

その後、彼女は猛勉強して試験に一回で合格してしまいました。

人によってスイッチが入るところはさまざまですね。

そして、いくつかのパターンがあると言われています。(どれがいいとかいう話ではありません)

たとえば会社に入社する人の理由が違うのも、このパターンに由来するところがあるようです。

親を安心させたい、起業理念に共感している、仕事が楽そうなど。

そして、ほとんどその反応は無意識的に起こるということもわかってきています。

いちいち意識的に考えてはいないというのです。(NLPでメタプログラムとよばれるものです)

使う表現によって、自分の行動のスイッチを押すだけではなく

これ、周りの人の士気を高める起爆剤にもなりそうです。

この記事を書いた人

保志 和美
米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブコーチ
国際コーチ連盟認定コーチ
国際NLP協会認定NLPトレーナー

☆外資系コンサルティングファーム、メーカー、投資銀行で15年以上の研修の経験を軸に、強みや魅力がいまいち見えてこない方、やっていることに違和感を感じている方にクリアに方向性を見つけるコーチングを提供。その方の優位感覚も使いながら、自信を持って前に進むお手伝いをしています。