すごいフォトグラファーがしてたこと
私の友人にフォトグラファーがいます。
彼女はたくさんの人を撮って、フェイスブックにも載せています。
その特長は、人物の内面がありありと表現されていること!
優しさ、無邪気さ、セクシーさ、大人っぽさ、子供っぽさ、
その人が本来持っているものがとてもよく出ていていて、
中には、本人でさえ知らないであろう悲しみや、神々しさ、憂い、尊厳
そんな表情が写っていて、いつも感心していました。
そして、ホームページやブログに使うことを想定して、
私も彼女に撮影をお願いすることにしました。
すると彼女が撮影に入るに、最初にしたことは、
写真とは全く関係のないことでした。
それは、喫茶店で1時間以上話をすること。
私だけではなく、彼女自身の話もします。
今までどんな仕事をしていて、何が楽しくて、
そこでこんな素敵なことがあって、
そうしてお互いのことを理解し、撮影場所もその時に決めました。
その日は試し撮り程度で、本格的な撮影はしません。
後日、決めた場所で待ち合わせをしてそこで撮影をします。
対話の後、メールでイメージの髪形、服装、メイクの提案が来て、
なんとまぁ、準備のプロセスがしっかりしていること!
お互いのことを話し、理解するその過程も、
作品づくりや成果につながっているなんて!
相手が心を開き、鎧を脱いだ本来の自分でいるときに、
思わぬ表情が出てくるというのです。
出来上がったきた写真を見てみると、確かにイキイキした表情になっています。
写真はナマモノ。その時の鮮度が写っているようです。