苦手なものがあって困っています
私には苦手なものがたくさんあります。
大勢の人の中にいること、人にものをお願いするなど
ところで、苦手なものにどう対処するかを考えていたテニスのコーチのエピソードがあるんですよ。
たくさんの生徒を見ていて、うまくなる人と、そうでない人がいました。
特にバックハンドが苦手で、なかなか上達しない人。
「なぜなんだろう?」と、思って観察してみたところ、
うまくならない人には、ある共通点がありました。
「自分はバックハンドはうまくできない」
という思い込みがあったこと。
つまり、バックハンドがうまくならない人には、
「バックハンドが苦手だ」という意識が働いていたというのです。
そこでコーチは生徒にこんな提案しました。
「ボールの回転にだけ、意識を向けてください。どの方向に回転しているか、よく見てください」
するとほとんどの人は、ボールの回転に集中して、苦手意識が薄れ、
ボールを打ち返すことができたといいます。
この話から見えてくることは、
苦手意識が、自分の能力にフタをしてしまうということ。
スキーをするときにコースではなく樹木に目をむけると、
そこに激突してしまうと言われていますが、
失敗への恐れや苦手意識があると、実際にそうなってしまうことがあります。
「ふとした拍子にできちゃった!」
「たまたまできちゃった!」
というのは、苦手意識がないまっさらな状態で起こったりします。
これは仕事にも、趣味にもあてはまることがあります。
意識の向け方をちょっと変えると、
できることの枠は広がるという例かもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=XTuqoJABxhQ