『サピエンス全史』がくれた問い①
ここ一年程、ブログをまったく更新せずにいました。
コーチを辞めてしまったんじゃ?と思われるかもしれませんが、まだやっていますw
仕事に伴う出張やら、親の介護やらで忙しかったことや、
守秘義務の関係で、詳しいことが書けないなどの理由でご無沙汰をしておりました。
そんななか「是非ふれたいな」と思う本がありまして…、それが、
『サピエンス全史』です。
私はこの本に大きな影響を受けました。
それほど歴史が好きではない私が(むしろ嫌い)、スケールを変えてみると、遠い祖先が今まで歩んだ経緯っておもしろいんだ、自分たちの今後を考えていくうえで貴重なんだ、と今更ながら気づかせてくれる本でした。
コーチングがこの時代にでてきた背景も、長い歴史の流れからみると、すんなりと理解できる気がしたのです。
ちなみに、サピエンス全史とは…
イスラエル人歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏によって書かれた人類の壮大な歴史をつづったベストセラー本です。原題は、Sapience: A Brief History of Humankind.
この本は歴史の他に人類学にも踏み込んだ内容で、ひとつひとつの章に注がれた情熱と、構成のち密さに圧倒されてしまいました。
学校で習う歴史はだいたい文明の起こりから始まるわけですが、この本はもっとずっとさかのぼったところ、文字通り人類が誕生したぐらいから始まります。
ホモ・エレクトスとか、ネアンデルタール人とか、人類は他にもいたのですが、結果的にホモ・サピエンス、つまり私たちのルーツだけが生き残りました。
ホモ・サピエンスには「賢いヒト」という意味があり、ある意味で他の仲間よりも「賢かった」ために生き残ったといいます。
私はこの本を、
「我々はどこから来て、どこに行くのか?」
という問いを持ちながら読みました。
どこに行くのか?は、本書の続編、『ホモ・デウス』に引き継がれます。
同時になぜか、コーチングと結びつけて考えさせられることが多かったのでした。
今回は「サピエンス全史がくれた問い」という題で、8回の備忘録的な話を書いてみたいと思います。
こういうテーマでブログを書くこともあまりいないと思うのでw