自分の考え方の癖や個性を知ってみる
突然ですが、真珠をご存知でしょうか?(もちろん、ご存じですよね)
真珠は宝石の一つとして人気があり、日本が誇る養殖技術は世界的にも有名です。
ダイヤモンドがカラットという単位で測られるのに対して、真珠は匁が世界標準になっています。
ところが、真珠には評価基準がややあいまいなところがあります。
どれくらい照りがあるかなどが評価基準ですが、最高級といわれる『花珠』は結構独自の基準でつけちゃったりしてるようです。
ダイヤなんて基準がもっときっちりしてて、カットとか透明度が数字で出てくるんですけどね。
宝飾店で、「ご自身が見て美しいと思った真珠が一番美しいんですよ。相性なんです」と言われたことがあります。
ところで真珠だけでなく、他にも私たちの感じ方は千差万別で、
同じものを見たり、経験したりしても、人それぞれのものの見方の癖や個性があるわけです。
こうした癖を知っておくと、「ああ、また自分、いつものパターンにはまってる」とか
「この判断は条件反射かもしれない。だとしたら他の案は?」なんてことに日常的に気づくかもしれません。
こうした自分の考え方の癖を知ると、トラップから思いのほか抜け出せたり、課題の解に別な角度からたどり着いたりすることもあります。
では、どうやって考え方の癖を知るのか?
いろいろあるとは思いますが、その一つは誰かに話してみること。
考えを口に出してみるとことで、傾向に気づくことがよくあります。
自分の考えを口に出すことを「概念化」と言います。
お試しください。