一度にたくさんのことをしている人の頭ン中はどうなってるのか?
忙しい毎日のなかで、一度にたくさんのことをしなければいけない時があります。
よくジャグリングに例えられますが、
これは得意な人と、そうでもない人がいるようです。
これが得意な人の頭の中は、一体どうなっているのか?
例えば野球のピッチャーは、バッターの様子を見て、キャッチャーのサインを読み、
遠くにいる監督の顔色をうかがい、盗塁するかもしれない一塁の走者を気にします。
そして、次にどんな球を投げるかも考えています。
頭の中にたくさんのテレビモニターがあって、
その都度切り替えながら、プレーをしています。
意識的にか、無意識的にか、今やるべきことを選びます。
ひとつのことだけを見ていると、試合に負けてしまうので。
その都度必要に応じて、モニターを切り替えていくわけです。
同時にいろいろなことをやるということは、これを、
早くやるか、遅くやるか、
意識的にやるか、無意識的にやるか、
とも言えます。
そして、訓練や慣れによってある程度それができるようになったときには、
「全体の流れが見渡せるようになった」と感じられるようになっています。
新入社員と、経験を積んだマネージャーの差は、
このモニターを数と、切り替えの差であるとも言えそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=UcktDYvIS44
経験を積むことで、複雑だと思っていたジャグリングが、
あまり考えずにできるようになるのは、このためのようです。