私が初めて職場のチームリーダーになった時に、それまでとは働き方が大きく変わりました。

会議の数や、書かなきゃならないレポートが増えたり、

人事関連の仕事もあって、最初のころはちょっとしたパニック状態。

毎日遅くまで会社にいて、帰ってくるころにはボロ雑巾のようにヨレヨレでした。

中でも、大きな割合を占めたのは人の話を聴く機会。これが結構大変だったのです。

でも、聴くスキルは教わった記憶がほとんどありません。

実は聴くスキルって、階層が上がれば上がるほど威力を発揮するものなのに…。

部長や役員を見ていると、イヤというほど毎日人が押し寄せてきます。

陳情、苦情、依頼、勧誘、相談、説教、質問とありとあらゆることでです。

彼らはどうやって人の話を聴いているんでしょうか?

聴き方は一種類ではありません。

漢字で書くと『聴く』か『聞く』ですが、実は聴き方にはもっとバリエーションがあって、

エグゼクティブ・サマリー的に聞いたり、言葉以外の非言語を読み取ったりと、

相手や話の内容によって変えることができます。

彼らはそれを意識的にか、無意識的にか使い分けている

ようでした。

そしてもうひとつ。彼らはそこから相手に核心を突くような質問を返してきます。

「で、君はどうしたいの?」

「そうするには、何があればいいの?」

「何がそうさせるの?」

彼らがさまざまな人の話を長い時間聴き続けられるのは、聴き方の最適化と、核心を突く質問の仕方を身につけているからとも言えそうです。

この記事を書いた人

保志 和美
米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブコーチ
国際コーチ連盟認定コーチ
国際NLP協会認定NLPトレーナー

☆外資系コンサルティングファーム、メーカー、投資銀行で15年以上の研修の経験を軸に、強みや魅力がいまいち見えてこない方、やっていることに違和感を感じている方にクリアに方向性を見つけるコーチングを提供。その方の優位感覚も使いながら、自信を持って前に進むお手伝いをしています。